Schnecke ohne Haus

2008年4月26日

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
このひと月ほど引っ越しのゴタゴタでアップできてません。
自宅もあるようなないようなこの頃。ドイツ語には「ナメクジ」という単語が存在せず、Schnecke ohne Haus(シュネッケ オーネ ハウス「家のないカタツムリ」の意)って言うけど、まさに今そんな感じ。
荷物も送ったし、EXAKTA66もリストアから無事返ってきたけど、家の後始末が意外にはかどらず帰国は5月中旬に延びそうです。
また時間ができ次第アップしていくんで、しばらくこちらでも見てお待ちを。
ではMontesasでTricky Dickyをどうぞ。

サマータイムブルーズ

2008年3月30日

日本の皆さん、ヨーロッパは今日から夏時間です。
なので時差は7時間。
日本の夜9時は、こっちの昼2時。
いや、一応(笑)。

スモーキンドロップ

もうちょっと前になるけど、Mさんに会ってきました。
なんだかんだ言ってもう付き合いも長くなってきたとこだったけど、彼女はBochum(ボーフム)での仕事が決まって、しばらくベルリンを離れるとのこと。
その間にオレも帰国しちゃうんで、最後に会おうということに。
そんでいつものようにココロラーメンでくすぶってみた(笑)。
彼女は引っ越しで、オレもSの引っ越しから帰ったその足でとお互い疲れきってたんで、終止ビミョーなテンション。
Mさんの彼氏で、DJのA君はオレのちょっと後に帰国するらしいけど、もう少しこのままドイツに残りたいMさんとの関係は一体どうなるんだろう。
そこの部分に突っ込んでも、「どうなるんだろーねー」なんてのんきな彼女。

前に一時帰国した際、幼なじみがプレゼントしてくれたマンガ「猫村さん」を、ここで1年ぶり(?)に返してもらった。
基本的にはMさんに貸してたんだけど、又借りしてたA君は大の猫好きで、このマンガがえらく気に入ったようでなかなか返してくれなかった(笑)。

しばらくぐずぐずして、その日仕事をしてるA君のいるバーまで行ってみる。
DJをしてる横からA君に話しかけたりして、しばらくすごした。
でもMさんは次の日の早朝の便でベルリンを発つ予定だったんで、長居もできずお別れすることに。
まあまたいつか会うでしょう。
仕事の方がんばっておくれ。

オレはそのまま残ってしばらくA君とセッションする。

Last Linz and Frankenstein Part 7

2008年3月29日

_0010458.jpg
泣いても笑っても今日が最後。
粗大ゴミを出し、最後の掃除にとりかかった。
Sは着実に部屋を磨き上げ、オレは壁の汚れた箇所を白の絵の具で補修していった。
最後は掃除機をかけ、最終チェックをして終了。
こうやって書くと簡単そうだけど、1日仕事だった。

それから彫金の作業机が欲しいといっていたSの昔の同僚Oが、引き取りに来れば終わりだった。

待っている間、オレにとっての最後のライン川を眺めに短い散歩をした。
ベルリンに越した頃から、ライン川を見ることは少なくなったけど、結局ドイツ滞在の最初から最後まで見るハメになってた。
でもこれが本当に最後なんだと実感がわいてくる。
特にこの川を好きだとか嫌いだとか考えたことなんてない。
どちらかといえば嫌いな方だと思う。
そんなオレの考えることなんてるどうでもいいみたいに、この川は今までただそこに横たわってた。これからもそうなんだろう。
それと同じくらいに、最後が横たわってた。
活字で見ると何か悲壮なんだろうけど、感傷とかじゃなくて、ただそれが最後なんだって。
これからこの川をこうやって眺めることがあるんだろうか。
Sは「最後の〜」っていうフレーズが好きで(笑)、最近は頻繁に使ってるけど、この時それがライン川にだけははまってる気がした。
バイバイ、ライン川。

_0010475.jpg

結局Oはギリギリになって来たけど、オレの飛行機の時間がせまってたんで、次回に延期になった。
オレはそこからSに送られて、ベルリンへ。

Last Linz and Frankenstein Part 6

_0010465.jpg
Sのうちからの眺め

引っ越しの次の日は、運び込んだ荷物を整理する日になった。
この晩、これまたオサレな韓国料理店でごちそうになった。ここは美味かったー。。。

それからその次の日は日本行きの荷物の引き取りの日だったので、またもやLinzまで。
宅配員が来るまでに仮止めだったテープをしっかりと貼付け、すべてが完了したらさらに部屋の片付けをした。
予定の時間を大幅に遅れながらも、宅配員はやってきた。
ドイツ人には珍しく愛想のいいオッサンで、ゆっくりとでも確実に10箱の段ボールを運んでいった。
それが終わると部屋はまさに空っぽになってたけど、地下室には粗大ゴミに出すものや、その他細かいものはまだ残っていた。

片付けはそこそこに、日が暮れる前にデュッセルドルフに帰った。