実写比較 リコー vs シグマ

2008年3月 5日

gr2vssigma01.jpg
やっぱりカメラを購入すると、いろいろとテストしてみたくなるもので、やってしまいました。(上の写真左:GR-2、右:Sigma 10-20mm)
今回はリコーのGR-2 Digitalと一眼デジの比較。比較条件は以下の通り。

機体:
-Ricoh GR-2 Digital(35mm換算:焦点距離28mm)
-Konika Minolta α-7 Digital にSigma 10-20mm/f4-5.6 DCを装着し、焦点距離を常に18mm(35mm換算:27-28mm)に固定

設定:
-シグマの方は18mmにするとF値が5.6になってしまい、残念ながらリコーの開放F2.4とは比較ができないので、今回はボケ味のテストを省略。
-逆にリコーは最大F値が9までとなっているので、今回はすべてF9での撮影となっている。
-モードは両者ともにA(絞り値優先)。
-ホワイトバランスはデイライト(±0)。
-感度はそれぞれ100と1600でテスト。
-最大記録画像サイズはコニミノの方が小さいのでそちらに合わせた。
-もちろん一切のレタッチは行っていない。

画像は常に左側がリコー、右がシグマで表示する。

まずすぐに気付くのは、色とコントラスト(写真上)。
右のリコーの方が色とコントラストが強く、一方シグマはナチュラルな色彩。
色の好みとしてはリコーだが、ハイコントラストなので輝点が飛んでいないか、暗部が潰れていないかが不安になってしまう。残念ながら気持ち潰れ気味ではある。
シグマの方はもちろん一眼ということもあるので、ハーフトーンが豊かに見える。

それからアップしてピクセル等倍での遠景比較。(左:GR-2、右:Sigma 10-20mm)
gr2vssigma02.jpg
ここで見えてくるのはGR-2の粒子。
元来の記録画像サイズが大きいとはいえ、ちょっときめ細かいとは言いがたい。
でも見方によっては「フィルムの質感に近い」とも言えるんでは。

さらにピント面をピクセル等倍でチェック。(左:GR-2、右:Sigma 10-20mm)
gr2vssigma03.jpg
もちろん広角レンズで、F9ということもあって遠景とのシャープネスの差はほとんど見られない。
んー、GRはやっぱり粒子というか、ノイズが多い。
でも個人的には不思議と気に食わないっていう感じでもない。

さらには感度を1600に上げての画質比較もしてみた。
gr2vssigma04.jpg
撮影:Ricoh GR-2 Digital
感度を上げての画質はデジカメの分野で今最も熱い開発箇所でもある。
モチーフはベルリン大聖堂。

で、ピクセル等倍はこちら。(左:GR-2、右:Sigma 10-20mm)gr2vssigma05.jpg
低感度での画質から想像できるように、GRは感度を上げると相当なノイズが入ってくる。
感触としては、ほんとにフィルムで撮ってるような感覚になる。

総評としては、GR-2は強い発色とハイコントラストで、粒子が粗いのに対して、一眼デジ装着のSigma 10-20mmは豊富なハーフトーンと自然な発色、超高感度においても最小限ともいえる粒子の滑らかさを見せてくれた。
ぱっと見はその色彩からGR-2に旗が揚がるかもしれないが、あとでのレタッチや画像補正を考えると、ハーフトーンの豊かなSigma(っていうか一眼デジ)を選んでしまう。
もちろん、何度も言うが記録画像サイズはGR-2の方が大きいので、粒子の粗さも、最大サイズから縮小した場合はもう少し滑らかになるかもしれないが、今回の結果からそれほど大きな変化も期待できない。
しかしながら一眼デジのサブ機としては、このGR-2は十二分に満足のいくものだと思う。

このGR-2はフィット感とコンパクトネスで選んだ部分が大きかったけど、画質本意でいうとシグマのコンデジDP1は相当いいらしいが、一眼に迫るほどのものか一度比較してみたい。
このα-7もすでに最先端の一眼デジとは言えなくなってきたが、今回の比較をしてみて内心ちょっとホッとした部分もあった(笑)。
まだもうちょっといける!がんばれ、コニミノ。

シグマ vs タムロン 広角ズーム対決

2007年9月24日

シュナイダー vs ミノルタに続いてまたレンズテスト。
きっかけは、いつもデジタル専用のレンズと35mm用レンズを使い分けてると色味が結構違うことに気付いて、実写で比較したかったから。
いろいろググってみたけど、評判では確かにデジ専の方が彩度が高いとのこと。
テストしたのは、

シグマ 10-20mm/f4-5.6 DC(デジタルAPS-Cサイズ専用)
タムロン 19-35mm/f3.5-4.5(35mm用レンズ)

今回はちゃんとどちらもズームレンズ(でも焦点距離は1mmしかかぶってないっす笑)。sigma_tamron_test-1.jpg
左)シグマ(20mm側、f8で撮影)  右)タムロン(20mm前後、f8で撮影)

まずは色ですが、同じ条件で撮影してもデジ専レンズの方が確かに濃度は高い。しかもコントラストも高めだった。
しかし時代的にそれほどかけ離れてるわけではないんで、思ったほど違いはなかった。(以前ミノルタの28-70mmとこのシグマのレンズを併用していたとき、かなりの彩度差があった覚えがある。)
ちなみにこのタムロンのレンズは評判もあまり芳しくない。

んでもってレンズの解像度のテスト。赤い四角の部分が下に拡大されている部分です。

まずはピント面の比較↓
左)シグマ20mm側/f8、右)タムロン20mm前後/f8で撮影

背景部分の比較↓
左)シグマ20mm側/f8、右)タムロン20mm前後/f8で撮影


ピント面においては、ほぼ同じくらいのシャープさを見てとれるが、背景部分ではその差ははっきりしている。
デジタル専用の方がここでもやっぱり上を行く。
双方の焦点距離の違いもあるんで、タムロンのレンズはもっと絞ればシャープになるのかもしれんが、その分露出時間が長くなってしまうハンデは大きい。
安物同士の比較ですが、タムロンの方が気持ち安かったので(タムロンレンズってどれも見た目から安っぽい)そのとおりの結果が出ました。
まあ、コニミノユーザーにはあまり選択肢がないのが現状なんで、安物はしかたない(泣)。

ああ、17-35mm/f3.5(G)が欲しいぃぃーーーー!!!!
ミノルタが業務を終えてから、他にまともな広角ズームレンズがないのもあって、このGレンズはやたらと高くなってる(ほとんど発売当時の定価)。
ソニーさん、お願いしますよ!
ツァイスで!ツァイスで!(笑)

シュナイダー vs ミノルタ 実写比較

2007年9月19日

修理から返ってきました、ミノルタ28-70mm/F2.8(G)!
そんで前から実写テストしてみたかった中判用レンズと35mm用レンズ。
対決レンズ:

シュナイダーCurtagon 60mm/F3.5(Exakta66)
シュナイダーXenotar 80mm/F2.8(Exakta66)

ズームレンズと単焦点レンズでの変な比較ですが(笑)。
もちろんマウントが違うのでそのままではテストできない。、ということでマウントアダプタ(ミノルタAF-ペンタコンシックス)↓
P1000435.jpg

コニミノα-7 Digitalに装着。
P1000450.jpg

ただしアダプタといっても、これはエクステンションと一緒でレンズ付きコンバーターではないので残念ながら無限遠は出ない。
もしこれで無限遠が欲しい場合、絞り値を上げると(だいたいf/16位から)可能になります。
でも基本的な扱いとしてマクロレンズ。

テスト結果(モチーフはカネゴン笑)

Curtagon 60mm(f3.5で撮影)test-2.jpg

Xenotar 80mm(f2.8で撮影)test-4.jpg

Minolta AF28-70mm/F2.8(G)(焦点距離70mm、F2.8で撮影)test-5.jpg

総評としてはシュナイダーは、ピント面めっちゃシャープでボケもきれい、色的にはちょっと古さを感じさせます(寒色が強い)。
それに対してミノルタは彩度は高いものの(暖色に寄る)、ピント面からすでに少しボワッとボケた感じが拭えません。ボケ味はシュナイダーよりきれいな感じがします。

テストとしてズームレンズと単焦点レンズでの比較は、収差もあるから基本的にするものじゃないけど、「G」っていうからには、と思ってしてみました。
あと中判用レンズと35mm用レンズということで、当然ながら中判レンズの方が口径がデカいので、35mm用にはハンデがあります。
これらを加味すれば、やはりすごいミノルタGレンズ。

これからもお世話になります。