リーゼントに戻ろう

2009年10月25日

帰国してから早1年半。DPE受付の仕事もぼちぼち慣れてきたけど、相も変わらず凹むのは日本のくだらないビジネススタイル。
この国には接客する側に人権などなく、みんながスーツ姿でペコペコすることが当たり前で、くだらない文句をたれる客をなだめながら消費してもらう、という面倒くさい茶番劇をみんなが暗黙の了解として繰り広げてる。
とくに外見や身だしなみにはうるさいんで、オレの自慢のリーゼントは今まで封印されてました(泣)。
でもやっぱりしっくり来ないんで、ゆっくり戻そうと思います。
リーゼントに戻ろう。
ポマードで戻ろう。

ところで話は変わるけど、今度川崎に引っ越すことになりますた。
近くの人は遊んでおくれ。
よろしくです。

新しいことができそう

2009年8月30日

今日の選挙、時代が変わるかも知れないっすね。
永かった自民党政権が終わろうとしてる。しかも自民党は完全に壊滅状態にまで追い込まれています。
こんな場に投票を通じて立ち会えたことが何か感動っす。
結局何も変わらないのかも知れないけど、新しいことができそうな気がする。
とりあえず今はこのままで。

気になるコンパクト

2009年8月 7日

最近各メーカーから続々とでてきてますねえ、高性能コンパクトデジタルカメラ。

シグマDPシリーズの第2弾、先発のDP1の画角(28mm)を35mmに変えて登場、フォビオンセンサー搭載DP2。>メーカー製品サイトへ

60、70年代大人気だったオリンパスPEN(35mmハーフ版)の名前を継いだ、マイクロフォーサーズレンズ搭載のE-P1。>メーカー製品サイトへ

フィルム版の人気に応えて作られたリコーGRデジタル、ついに出ました2回目のマイナーチェンジ機、GRⅢ。>メーカー製品サイトへ

あー、全部欲しい(笑)。GRDⅡ所有の身では、最近こいつのセンサーの小ささにイラつく。28mmと結構傲慢な画角のくせにさほど伸びない。どんなにいいレンズを搭載しても、センサーが小さかったら意味がないんすね(泣)。
Ⅲになっても機体構造上、センサーそのものの大きさは変わらない。うーん。
じゃあ同画質であるなら、ズーム付きのGX200でいいじゃんってなるよね。
しかも生産量が増えるに連れ、「壊れやすい」というイメージまでつき始めているブランド、リコー。
大丈夫か?

その点、DP1、2はストイックに人気を伸ばしてる。
この中で一番使ってみたいものです。Made in Japanだし。
できれば1(28mm)と2(35mm)両方欲しい(笑)。

「何これ、かわいいー」なんていってオシャレと勘違いしてトイカメラを持っちゃってるような女子を狙ってるのが、オリンパスのE-P1(そこまでじゃない?笑)。
そもそもオリジナルのハーフ版ペンが流行ったのはもう何十年も前。売行きの伸び悩むメーカーが、過去の「オリペン」ブームにあやかってる風に見えてしまうのはオレだけだろうか。
多分データをとってみて、過去に売れた製品を挙げてみたら出てきたんだろうけど、ああいう時代だったからバカ売れしたワケで、今は今で辞世がある。どうも安直なアイデアな気がしるね。
がんばってこういう印象をふっ飛ばしてほしいもんですね。

ナイーブなマッチョ

2009年8月 1日

ドイツから帰ってきてちょっと表現に困ってしまう言葉がある。
海外経験者はもうお分かりでしょう、その一つに「ナイーブ」っていう言葉。
英語でのニュアンスはよく知らないけど、少なくともドイツ語での意味は「何をどうしていいか分からないさま。確信や信念がない様子。単純に頭が悪い様子」というのが口語のニュアンスだった。もう分かるだろうけど、この語はお世辞にもポジティブな言葉じゃあなく、特に人を批判するときに出てくる。
いっぽう「ナイーブ」な日本人はこの言葉を「繊細な、敏感な」という意味で使っている。要は全く正反対の意味になるわけで、「あの人はナイーブだ。」って言うと、「あいつは何にも分かってない」っていう意味と「あの人は繊細な人だ」となって全く相容れない。
「ナイーブ」っていうシャンプーがあるけど、帰国してこれは相当ウケた。ちゃんと汚れ落ちるんかなって(笑)。

あと気になるのが「マッチョ」。
マッチョって聞くと日本人的には「筋肉ムキムキ」なイメージだけど、元々はそう意味ではなく、基本的にはメンタルな形容詞である。
正しくは「(メンタルに)体育会系の」といったところでしょうか。さらには「女らしさ」や「男らしさ」、「友情」を重んずるいわゆる極度な保守のイメージもある。まあ何に対してかによって意味合いは少しず変わってくる。日本ではこれを勘違いして、外見としての「筋肉」と解釈されている。
なので、海外に行ってボディービルダーなんかを見かけて、「あいつマッチョだ」って言っても誰にも通じないので気をつけましょう。

フジ同時BL vs HCLデジタルプリント

2009年7月20日

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前回の続きでもあるんだけど、EXAKTA66試撮の際使ったフィルムの現像についてです。
エクター100を使用したのはすでに言ったけど、だからといってコダックの「エクター仕上げ」(以前の記事へ)に出すのは癪にさわるし、家にフィルムスキャナーもないので同時にプリントもしてみたかった。

そこでの選択肢として、白フチがオサレなフジフィルムの「同時BL」と堀内カラーの「現像+デジタルプリントL 全コマ各1」。
35mmならよくあるサービスサイズ「L」がブローニーフィルムなんで、「BL(ブローニーのLサイズ、フィルムサイズによって長辺をカットしたもの)」となる。
たとえば6x6で撮影されたものは、正方形でプリントされ、それに合わせて用紙も正方形にカットされている。
フジ、コダックはこのBLを採用してるけど、一方の堀内は35mm用のL判印画紙にそのままプリントするというシステムになっている。フィルムとの比率が合わなくて余白が出てもそのままで、カットはない。
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写真左がフジのBL、右がホリウチのDプリ

この2つのサービス、形式はともあれ、出してみたら結構色が違ってたんで面白かった。
フジは写真製品全般において「派手好き」で有名だけど、やっぱりその期待は裏切ることなく、ハイコントラストの派手めの色で仕上がってきた。
それに対して日本屈指の「プロラボ(最近疑わしいが)」のプリントはほとんど補正のかかってない柔らかい仕上がりだった。

bl.jpg

ホリウチ(右)の方がオレは好きな感じだったけど、BLじゃないのと値段がちょっとフジより高いのが残念。

同じようなサービスでもメーカーの色がはっきりと出てて面白かったんで、アップしてみました。