Last Linz and Frankenstein Part 2

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とりあえず引っ越し作業は一区切りして、旅行に出てみた。
とはいうものの前の日のBIONADEの件もあるし、Sは年金の手続きでAndernach(アンダナッハ)まで行かないといけなかった。
そんな細々した用事を何とか昼までに終わらせて旅路につく。

まずはBad Kreuznach(バート・クロイツナッハ、マップはこちら)まで。
この地名を聞いてピンとくるカメラファンは多いだろう。
そう、ここはかの、伝説の広角レンズSuper Angulon(ズーパーアングロン、「スーパーアンギュロン」は英語読み)などを生み出したシュナイダー社(HPはこちら)誕生の地だ。
社名の中に必ずKreuznachと入っているのはそのせいである。
ちなみに本社は幾度かの引っ越しを経たものの、現在もBad Kreuznachに存在する(詳細はこちらでも)。
現在はデジタルのあおりを食らって、提携先であるペンタックスのレンズに社名だけを入れて販売するほど落ちぶれたシュナイダーだけど(検品はしてんのかなあ)、大判、中判レンズはほんとにすごいものを作ってます。
ちなみに地名の頭につく「Bad」はドイツ語で「風呂」や「浴場」を意味し、地名についた場合はそこが昔(もしくは今も)休養地だったことを意味する。

そんなシュナイダー創業時の工場があったとされる、シュトロームベルガー通りを見てみたくって車を走らせたわけだった。
あと単純にどんなところか見てみたかった。

で、どうだったかっていうと、何にもなかった(笑)。
現在は閑静な住宅街になってて、想像してたのとはちょっと違ってた。
でも何て言うんだろう、雰囲気はある通りでした(ホントかよ)。
トップの写真はシュトロームベルガー通りにあったワイナリー。
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街自体はどうかっていうと、古き良きドイツの小都市って感じでした。
もちろん精密機器を製造するにあたって必須ともいえる豊富な水源が街を貫いてて、高低差もありなかなか楽しい街だった。
当初からBad Kreuznachは寄り道のつもりだったんで、この辺で切り上げてダルムシュタットへ向かう。
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Last Linz and Frankenstein Part 1

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ついにSの家の引っ越しが始まった。何やら感慨深いが、やることは山積みだ。
とりあえずはSが一人でシコシコと進めてた引っ越し作業も最後の山場を迎える。
この日は日本に送るモノたちの整理。発送はドイツにある日通にお願いした。
海外引っ越しってやつはやっぱり値段も高いんで、段ボール箱やら梱包用エアキャップ(プチプチ)も向こうが用意して送ってきていた。
大小含めて段ボール10箱までで800ユーロ弱。とりあえずどんどん詰め込んでいく。
10箱っていうのは意外といっぱい入るもんで、詰め込んでいくうちに10箱には及ばないことに気付く。結局9箱くらいになりそうだった。
でもこのサービスは10箱までは値段が変わらないから、どうせならということでおいらの好物BIONADE(ビオナーデについてはこちら)ついてはを一箱分詰めることにした(笑)。
Linz周辺のEDEKA(ドイツのスーパー、HPはこちら)ではBIONADEのペットボトルを売っている。
ペットボトル版は瓶が容量350mlなのに比べて500mlと多く、何より瓶より軽い。
ただでさえ液体で重いし、一応の重量制限が一箱30kgまでということもあって、ボトルは軽いに越したことはない。
とりあえずこの日はほとんどを詰め終わり、BIONADEは次の日に買いにいくことにした。
Sはオレが休憩中もひたすら片付けに勤しんでた。えらいのう。

ちなみに今回は最後の西部ドイツ滞在ということもあり、ちょっとした旅行も計画していた。
目的地はBad Kreuznach(バート・クロイツナッハ)とダルムシュタット。