ジモンの逆襲

2009年12月12日

GRP_0004.JPG

GRP_0007.JPG

なんとドイツ時代の親友、ジモン君がご来日でございます。
UdK(ベルリン芸術大学)の同期で、大学生活のほとんどを彼と過ごしたと言っても過言ではないでしょう。

今回はヤツのガールフレンドが中国で研修中のため、コバンザメのようについて来てみたはいいものの、全く中国に興味のない彼は、以前から計画していた日本での撮影を敢行しようとやって来ているわけ。

今回撮影しているシリーズは、以前から他の都市でもやっている、簡単に言うと「浮浪者」シリーズ。
夜誰も出歩かない市街地で、どのように浮浪者たちが過ごしているのか、どこに潜んでいるのかを撮影している。出来上がった写真は何の変哲もない夜の風景に見える。でもその画面中には必ず最低でも1人浮浪者が潜んでいる。ときにそれは画面上の死角に入っていたりして、「ここにいるんだよ」と説明を受けないと全く分からない。
誰しも、動物園で動物の入っているはずの檻の前で何がいるのか必死に目で探した経験があると思う。
このシリーズはまさにそういう類いのものだ。
興味のある方はこちら↓

www.simonmenner.com

まあそんな堅苦しい仕事の話はさておき、一緒に行ったのがチェーンの居酒屋。
ひさしぶりのドイツ語は意外なくらいサラッとでてきたけど、忘れてしまった事も多いと分かった。
帰国してわずか一年半しか経ってないのに、今思えばこの一年半は遠い昔に感じた。
ヤツは何も変わっていなかったし、オレもこれといって変わりない。
昔と同じテンションで、これといって特別な事もせず、いままでずっと顔を合わせているかのように喋ってた。

この坊主頭はもうしばらくいて、今月20日にはドイツに戻るらしい。
もうクリスマスだなあ。

死刑執行撲滅ソング

2009年12月 6日

ドイツ滞在時にドイツ人の友人からこんなことを言われたことがある。
「日本には死刑制度があるけど、お前は死刑に賛成なの?」と。
全く考えた事がなかったので、そう答えると「死刑のある国は変だと思う。」と返ってきた。
これに対して何か釈然としない思いをしたのを、最近死刑についてのニュースを見ていて思い出す。
彼らの論理は理論的だけど、同時にナイーブでもある。

どこの国でも当然人を殺す事は犯罪になる。
だけどこの国では、その犯人を法律を使って、もしくは法律そのものが「殺す」ことは違法ではない。
これは確かに矛盾していて、彼らの論点はここに尽きる。
ある人間が人殺しをしたからと言って、法律がその人間を殺してどうする。
殺人はよくない。でも法律は別?
殺人はよくない。でも戦争になれば別?

殺人事件が起きて、その遺族は本当にその犯人を逆に殺してやりたいと思うだろう。
極端な言い方として「そうだよね、殺したいよね〜。」と言って法律がその犯人を死刑にする。
そうなれば「おいおい、ここは本当に先進国か?ハムラビ法典の世界じゃないか。」なんて言われるかも知れない。
さらに言えば、そもそも法律が国民の総意で創られている事を考えると、逆を言えば「こんなヤツは殺してしまえ。」と国民全員が言ってるのと一緒だ。
あなたはそれが平気ですか?ってこと。「あの人はあんたが殺したんだよ」って言われても平気?
それとも「みんなでやれば怖くない」?

このドイツ人の友人の論点は「どんな方法であれ、人を殺してはいけない」ということ。
法律も人殺しをしてはいけないし、戦争や非常時を大義にしてもダメ。
確かに一理ある。未だに反論できる切り口がない。
反論できないってことはきっとそれが正しいんだろう。
実際に自分の身内を殺されたら、と考えるとこの論理は少しナイーブな感じはあるけど、だからといって人を殺してもいいという話にはならないし、なってほしくない。
結局犯人が死んでも故人は帰ってきはしないし、犯人も人間なのだから死ねばまた悲しむ人がいる。

この論理にもし反論するとすれば、「じゃあ死に値する犯罪は存在しないのか?」という切り口だろう。
「ない」と断言はできないだろう。もしかしたらあるかも知れない。いや、あるでしょう。
そこにきてドイツ人の彼の論点の主格は「自分」にある。
「自分はどんな形であれ人は殺さない、殺したくない。」ということ。
これはヨーロッパ人が個人主義なところに起因しているのは否めないだろう。
社会正義という観念がどうも希薄な感じに聞こえてしまう。まあでもだからといって死刑制度を肯定するに値するとは思えないけど。

黄色いジャケット

2009年12月 1日

何とも素晴らしい街ラボを、バイト先のH君が教えてくれました。
なんと120(ブローニー)ネガフィルムを即日(最短2時間仕上げ)で処理できるラボが千駄木にあるそうです。
BL、BKG、2BLくらいの同時プリントも即日みたいです。すごい!
しかも千代田線千駄木駅の駅前!
詳細はこちら↓

イエロージャケット千駄木店

今度ぜひ行ってみたいと思います。

この時期DPE業界は「写真入り年賀状」の受付が多くなってきました。
「プリンター印刷でいいじゃん」ていう人もいるけど、ちゃんとした印画紙で仕上がる年賀状はやっぱり高級感たっぷり。
オレも頼もっかなー。

山手線命名100周年

2009年11月28日
MA330006.jpg
最近鉄道業界は何かと記念が多い。

山手線は今年で命名100周年だそうで、それを記念して茶色い車両が走っております。
この茶色車両の「さすがそのへん分かってるなあ」と思わせられるのは、滅多に走っていないっていうところ。
全車両を茶色に染めるのではなく、ごく一部のものだけに限定してそれに出会った人に「あたり」感を印象付ける。
コストも抑えられるし、いいことずくめ。本数の多い山手線ならではのアイデア。
そんな茶色の車両、今までに何度か見かけてはおりましたが、先日ついに初乗りかましてきました。
乗ったどー!

ただ、便乗してか否か明治製菓がスポンサーらしく、ロゴが何かイヤ(笑)。

祝・ネット再開&アクセス1万件突破

2009年11月19日

無事川崎に引っ越してきてちょっと経ちましたが、先日ネットも開通しました。

そんでさっそくインターネット開いてみたら、なんとブログのアクセスカウンターが999*になってました。
そして先日めでたく10000件を突破しました〜。

見ていただいている皆さん、ありがとうございます。
最近はあんまりアップ出来てないですが、また頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。