千葉IKEA

2008年10月29日

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この前ついに初めての日本のIKEA(詳細はこちら)に行ってきました。
一応の目的は、「Sの引っ越しに伴って細々と家財を買いに」だったけど、二人ともそれはともかく日本のIKEAを見てみたかったという方が本音。
今回行ったのは、日本では横浜に先駆けて1号店となった南船橋店。
まずドイツのIKEAと違うところは、電車の駅が近いところ。
大体ドイツだと土地代のためだと思うけど、かなりへんぴな所にあったけど、この店舗は南船橋駅の目と鼻の先。線路を挟んで向かい側にはららぽーとがある。

「おー、IKEAだー。」なんて言いながら入店。
入ってみたら、他の店舗となんら変わらぬ風景。
横にレジカウンターを眺めながら、エスカレーターを登っていく。
箱は変わらないのに中身が全部日本人、というシチュエーションは何か違和感がある。

行く前から気になっていたのは「日本の狭い土地事情や床生活なんかを無視した欧米式の家具だけでやっていけるのか?」ということで、もしかしたら日本限定の商品もあるかもと正直期待もしてた。
で、結果はというと、やっぱりそんなものはなく、ドイツで見てたIKEAと何ら変わりはない。たんたんと欧米式の商品が陳列されてた。がびーん。

他はいいとして何が足りないって、もちろんお風呂まわりでしょう。
まあ元からIKEAって風呂まわりは弱いけど、日本に来ると際立ちます。
スケベ椅子もローションもないし。ってそっちかい!
いやー、やっぱり風呂文化は日本が世界に誇れるものだと思う。

話はそれるけど、昔ある親日的なドイツ人の友人にこう訊かれたことがある。
「日本の香水はなんであんなに匂いが淡いんだ?」
オレはこう答えた。
「日本人は風呂好きで、元からそんなに体臭が少ないし、匂いもほのかに香るのがいいと思うからじゃないかな。」
すると彼は嘲笑気味に、
「ヨーロッパ人だってお風呂に入ってるじゃないか!」
とつっこんできた。実に頭でっかちのドイツ人らしい返答だった。論理的に彼の言い分はたしかに一理あるが、残念ながら百理ない。
「そういうことではない。」
そう、そういうことじゃあない。ヨーロッパ人たちの考える「風呂」と日本人の言ってる「風呂」は根本的に違っている。
歴史的にも文化的にもまず比較することが間違っている。
その違いは遺伝子レベルにまで遡るほどだ。彼らは肉しか食ってこなかったし、風呂にも入ってこなかった。そもそもが個人レベルの話ではない。
まあでも、これをいちいち全部最初から彼に教授するのも何だか面倒だったんで、「そうだねえ、なんでだろうねえ。」などとお茶を濁しておいた。
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まあそれはともかく、全部見終わってIKEAと言えば、ホットドッグでしょう。
100円。あんま美味くなかった。なんかケチャップもピクルスも変に酸っぱかった。

んー、どうなんだろう。全体的には超フツーでした。
でもこんな品揃えで日本人の支持を獲得し続けることができるんだろうか。
疑問は残るが、まあいつものIKEAを期待して行けば、基本的には何の問題もないんでしょう。
gut zu wissenということで。
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ちなみに下の2枚の写真は多摩川沿いで、IKEAとは全く関係ないです。