深大寺デビルジャム

2008年10月22日

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ある朝寝てると、ふとんとトントンと叩かれ、振り返ってみると、早朝出勤したはずのK氏が帰ってきていた。
事情を聞くと、「んー、今日やたらと天気いいし、やる気出なくって帰ってきた。」だとか。
初欠勤をした、基本的に真面目一本なK氏はそう言いながら、昼寝の準備でもする猫みたいな顔をしていた。まあただ疲れてただけだろうけど。
でもいざ休んでみたはいいけど、「こういう日はどう過ごしていいんじゃろう」と落ち着かない様子。

じゃあどっか行くかってなって、何だかんだと行き先を相談してるうちに桜ヶ丘の駅までたどり着いてた。
駅にはご多分に漏れず京王線沿線のCMポスターがあって、その中にあったのが調布にある深大寺(公式HPはこちら)。ウチのK氏はどうもマイナスイオンが好きだ。
結局最後に気付いたんだけど、ちなみにこの深大寺は「じんだいじ」と読む。
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_0011275.jpg調布駅を降り、駅前のバス停から「深大寺行き」に乗るだけ。
とりあえずなぜかバーミヤンで飯を食い、抹茶白玉パフェにくじけそうになる自分を抑えつつ店を出て、バス停でバスを待ってると来ました、「深大寺行き」。
なぜかバスには「ゲゲゲの鬼太郎」が。
そこでK氏が「あ、そうそう、深大寺って鬼太郎で有名になったんよ。」と説明してくれた。

「なんで鬼太郎が深大寺?」と思う人もいると思うけど、実はみんなの知ってる水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」には、その原案になった同作家の「墓場の鬼太郎」という作品があって、その舞台として設定されたのがこの深大寺なんだそうです。



_0011255.jpg参照サイト:
水木プロHP 「ゲゲゲ通信」
水木しげるの妖怪ワールド

京王「深大寺」バス停から参道に入ってすぐのところに、やっぱりいましたネズミ男。萌〜(笑)。
ぱっと見普通に風情ある木造のここの店舗は、よく見ると怪しいもんがいっぱい。
お世辞にも面積があるとは言えない店内はカフェやギャラリーがあり、鬼太郎オンパレ。屋根の上にも妖怪がいたり、業務用車もフル鬼太郎チューン。
でもベタベタに鬼太郎してるのは入口にあるこのお店だけで、あとはいたって普通の石畳の古き良き参道街。

この深大寺の裏には植物園もあるのに気付いたけど、マイナスイオンを浴びてご満悦なK氏とオレは、敢えて行くのは控え、帰路についた。
帰ってテレビを見てると、その日の中継でこの植物園が特集されてて、ここのバラ園が最盛期だったことを知らされる。ビミョーに悔しい(笑)。

サビレにシビレ

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Sがやっとのことで引っ越したんで、近頃週末は京成線の「お花茶屋」を徘徊しています。
京成線と言えば成田空港行きのスカイライナーで知られてるんだけど、あれの各停で京成上野から15分ほどのところにこの駅はある。
今は退職した父親が以前東京出向の際、この辺に住んでたんで多少知ってたけど、思いっきり下町。いや、葛飾区だし。
親父が住んでたのはこれのさらに奥で、映画「寅さん」で有名な帝釈天の近くだった。
もちろん女の子が憧れるような、いわゆるオサレな感じは一切ないと言ってもいいので(笑)、またなんでこんなところに引っ越しちゃったんだろう、などと思いもするが、個人的にはそれほど嫌いでもない。
しかもこの前まで川崎に住んでたSには、職場が上野にあるんでこっちの方が断然便利ではある。

_0011223.jpgここお花茶屋は実際に行ってみると、どちらかというと整備されてきれいな印象を受けるけど、やはり下町には変わりない。
あるのは煙突と、錆びれたパチンコ屋と、飼いならされた野良猫と、ジャージ姿のオッサンたちだ。
駅を北側に降りると、これまたしみったれた商店街がある。Sの家にはこの企業努力最小限の商店街をひたすら通り抜けていくんだけど、実はここが結構ヤバい。
下町なんで、もちろん開店してんだかどうか分からない、もしくはそもそも何の店か分からない店が見当たるけど、それよりヤバいのは店頭販売だ。
焼き鳥とかウナギの蒲焼とか、店頭できったない出店みたいに焼いて売ってる。
これがチョー美味そうなのである。
くぅ、やめろぉ、やめてくれぃ!買ってしまうでわないか!(とか言いつついまだ手つけず)

ちなみに気付いたのが、K氏の住んでる西東京に比べ全体的に物価が安い。

あとここには西東京では今は亡き八百屋や魚屋、さらにはタバコ屋まである。
タバコ屋って中にばあちゃんが座っててテレビ見てたりするあれ?ってまさにそれである。
確かにたまに見かけるけど、それが一本の商店街に2、3店あるからすごい。

そして極めつけはこの商店街が終わるところにあるケーキ屋だ。ここは本当の意味ですばらしい。
なぜかというと、「抹茶ロールケーキ」なるブギウギなアイテムがあるからだ。
んー、なんて粋なんだ!只今抹茶がマイブームなので、これはひとたまりもない。
ショーケースにいつも一本だけ置いてあったのを、衝動を抑えられず即買い、即食い。
これがデラうま!Sと二人で一本ペロリといってしまいました。
ぜひまた賞味したいものです。
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